南部鉄瓶の選び方と日常での使い方
南部鉄瓶は骨董の中でも実用性が高く、日常使いを目的に探す方が多い品です。購入前に確認すべき点と、使い始めてからの手入れについて説明します。
購入前に確認する三つの点
まず内部の錆の状態を確認します。薄い赤錆は問題ありませんが、錆が厚く積もっていたり、穴が開いていたりする場合は湯沸かしには使えません。内部を光に当てて見てください。
次に、蓋の合わせを確認します。蓋がぴったり合っていないと、沸かした湯が蒸気で飛びやすくなります。蓋を乗せて軽く回してみると、合いの精度がわかります。
最後に、底の状態を見ます。底が薄くなっていたり、変形していたりする場合は、直火での使用に向かないことがあります。
使い始めの手順
新しく(骨董として)入手した鉄瓶は、最初の数回は白湯を沸かして捨てることをお勧めします。内部の錆や古い水垢が出ることがあります。三回ほど繰り返すと、湯の色が落ち着いてきます。
日常の手入れ
使用後は必ず余熱で水気を飛ばしてから保管します。濡れたまま放置すると、内部の錆が進みます。外側は乾いた布で軽く拭く程度で十分です。洗剤は使わないでください。
長期間使わない場合は、内部が完全に乾いた状態で保管します。新聞紙を軽く詰めておくと、湿気を吸ってくれます。
鉄瓶は使い続けることで内部に湯垢の膜ができ、錆の進行が落ち着いてきます。道具として使うことが、一番の手入れになります。